フィギュア・玩具・雑貨OEMのエキスパート | 創業90余年のHashyグループ

金型のメンテナンス&保管の重要性について・その①

いうまでもなく、射出成形の「金型」は射出成形品の加工において非常に重要で、金型で全ての品質が決まると言っても過言ではありません。

反面、生産コストの中で大きな割合を占めるために、使用寿命は成型品の全体コストを大きく左右する一つの要因になります。当然ながら金型は長く使えれば、多く成形ショットが出来る(=コストダウン)からです。その長く使う為には、品質向上はもちろん、メンテナンス性を高めることが重要な課題です。

通常、一回の生産が完了したら、金型は次の出番まで倉庫にて保存されることが多いでしょう。
その保管の際に、管理をきちんとやっておかないと保管中に錆が発生し、金型表面の荒れや成形不良につながります。

最悪の場合、再使用が困難になり、また新たな高額な金型を作らねばならない悪循環に陥ります。中国工場において、この保管方法に多くの問題があるところが非常に多い現実があります。

メンテナンスの重要性は金型寿命に一般的に約20%近くも影響するとも言われております。
適切な保管とメンテナンス、その重要性をしっかりと管理している工場に依頼することをお勧めします。

(*続く)