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フィギュア生産で大事なこと ”その1”

こんにちわ。生産管理の渡邉です。

まだまだ寒い日が続いてますがいかがお過ごしでしょうか?

今日はフィギュア生産で気を遣う技術的なお話をしようかと思います。

特にキャラクターフィギュアの金型を作製するときに気を遣うのがパーティングラインの位置です。パーティングライン?一般の方は聞いたことがないかもしれませんが、金型作製では非常に一般的な知識です。名前の通り”線”です。金型は雄型と雌型があり、その合わせ部分をパーティングラインといってます。成型パーツにはどうしてもついてしまうこの”線”。

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中央に見える縦線と上部に見える円弧が金型合わせとなり、この線は金型構造上取り除くことはできないものです。この線を成型フィギュアのどこにもってくるかは腕の見せどころとなります。もちろんキャラクターフィギュアの顔部分にこの線がはいってしまったらNGです。成型して金型からきちんとフィギュアが抜けるようにどの位置にこのパーティングラインを設置するかいつも悩みます。フィギュアの顔はもちろんですが、目立たない側面位置にもっていくようにそれぞれのフィギュアの形状に気を遣いながら最終決定していきます。小さなことですが、フィギュア生産には隠れた思い入れがあります。

明日は雨もやみ多少暖かくなるようです。体調崩さないように皆様ご自愛ください。

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