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材料選定の目安

こんにちは。品質管理の清水です。
今朝のNHKニュース・まちかど情報室で弊社のにゃんこ計が取り上げられました。

頭を軽く押していただくとお部屋の温度・湿度をセンサーで感知、状況に応じたおしゃべりをしてくれます。是非是非、宜しくお願いします。

さて、ここのところ品質管理にかかわるお話ばかりでしたので、本日はこのブログにふさわしく、材料選定の例をご紹介したいと思います。
別担当の過去ブログでも材料の件は、何度か触れさせて頂いておりますので、本日は簡潔に書きます。

・ポリストーン
仕上がりは石膏のような風合い。
メリットは金型を必要とせずシリコン型で成型するため、原型のディテールをほぼ損なわずに仕上がります。
また、小ロットで比較的安価に作ることが出来ます。
デメリットは、石膏のようにできているため折れやすいことです。

・PVC
柔らかな素材であり、フィギュアの素材としては最もポピュラー。
メリットは材料自体が安価で扱いやすいこと。
デメリットは多少なりとも可塑剤を使用しているため、玩具基準などでは厳しく規制されている項目がある。
また、金型を作る必要があるため、固定費が数十万~数百万円かかる。

・ABS
固い材料ですが、材料にブタジエンが入っているため、材料に粘りがあり、万が一折れてもシャープポイントになりにくく、PVCと並んでポピュラーな素材。
メリットとしては上述通り、万が一折れてもシャープになりにくく、且つ丈夫な素材であること。
デメリットはPVC同様、金型を作成する固定費が数十万~数百万程度かかることと、固い素材であるため、型抜きの都合上、形状に制約を受ける。

などがあり、作るものの形状や生産数によって最適なものを選定します。

ご相談御待ちしております。

宜しくお願い致します。

 

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